今回は戸田恵子さんについて書いていきます。
戸田恵子さんは1957年生まれの61歳。日本を代表する声優さんであり、アンパンマンなどで有名です。
2000年以降は俳優としても活躍の場を広げ、「ショムニ」などの1クールドラマでは常連となっています。
目次
戸田恵子はアンパンマンの 声優をいつからやってるの?
まず、アンパンマンの歴史を少し話しておきます。
アンパンマンは、やなせたかし(享年94歳)さんが1969年に「PHP」誌に、大人の絵本として連載したのが最初のようです。
結構昔からあったんですね!知りませんでした。
そのときの設定では、アンパンマンは普通の「小太りのおじさん」という人間の設定で、貧しく空腹な人にパンを届ける人として描かれていました。
1973年には現在のような頭部がアンパンで出来た「あんぱんまん」が、「キンダーおはなしえほん」(フレーベル館)10月号に登場しました。
この作品は、やなせたかしさんが子供向けに書いた初めての絵本でもあったようです。
1975年には、キャラクター名を片仮名に変更した続編の絵本「それいけ!アンパンマン」を出版し、現在に至っています。
今では、大変人気のあるアンパンマンですが、当時は評論家や幼稚園の先生達から、自分の頭部を与えて空腹な人を助けるということは幼児には理解できないとか、グロテスクであるとか酷評されたそうです。
私も同じように思っていました。でもそれが大ヒットするとは思ってもみなかったでしょうね。
1988年(昭和63年)10月3日に「それいけ!アンパンマン」はテレビアニメとして日本テレビで放送されました。
当初は、テレビアニメ化を不安視する声も多くスポンサーも付かなかったと言いますから、今では信じられないですね。
戸田恵子さんは16歳の時にあゆ朱美の芸名でアイドル演歌歌手としてデビューしています。
しかし歌手として大成せず、1977年に仕事で知り合った野沢那智さんが主宰する「劇団薔薇座」へ研究生として入団し、演技の指導を受けます。
その2年後、実写版「眠れる森の美女」のオーロラ姫役で声優デビューします。アニメ作品としては、「無敵鋼人ダイターン3」がデビュー作となりました。
アンパンマンの声は、1988年の初回放送からずっと戸田恵子さんが勤めています。ちなみにバイキンマンなど主要なキャラクターを担当する声優は、一度も交代されたことがないそうです。(病気の時のピンチヒッターはあるらしいですが・・・)
今年でちょうど30年ですか・・・長いことやってらっしゃるんですね。
戸田恵子がアンパンマンの 声優を務めるようになったきっかけは?
戸田恵子さんは、アンパンマンのオーディションにも参加していなかったようですが、たまたま戸田恵子さんの声を聴いた監督が、やなせたかしさんに推薦したことがきっかけのようです。
やなせたかしさんが「この人で行きましょう」と承諾したことで戸田恵子さんのアンパンマン役が決まったそうです。
戸田恵子さんはアンパンマンをやるにあたって、小さな子供たちやお母さんやお父さんまでも、安心して楽しくアンパンマンを観ることができるようにと、優しい声でセリフをしゃべるようにしているそうです。
それは30年と言う長きにわたってアンパンマンが愛されている理由のひとつかもしれません。
実はアンパンマンのドキンちゃん役の鶴ひろみは戸田恵子の推薦!
アンパンマン30周年の2018年にインタビューで2017年に亡くなった鶴ひろみさんについて語っています。それによると、
アンパンマンの担当に決まった戸田恵子さんが、同じ声優仲間として親交のあった鶴ひろみさんを推薦したそうです。
「番組始まって十何週目かに、『ドキンちゃんというキャラクターが出ます。どなたか推薦される方はいますか』と監督から言われて、私は『鶴ひろみさんがいいと思います』って言ったんですよね。『キャラクターにぴったりだと思います』と。以来ずっと一緒に……。」
「アンパンマンでは毎週会うし、亡くなる3日前も一緒にご飯食べました。ずっと仲良くしてきたので、つながりはアンパンマンだけじゃないんですよね」
とても仲がよろしかったようですね。
鶴ひろみさんのご冥福をお祈りいたします。
戸田恵子はアンパンマンの 声優を「もうやれない」と苦悩した過去があった!
そのインタビューの中で、やなせさんが亡くなったとこの心境も語っています。
「先生がお亡くなりになって、どれだけ私は先生に守られていたのかと思った。先生という、大きな傘の中に、入っていたんです。支えが無くなってしまったと思ったんです先生とともに歩んできたとも思っていたので同時に(もうやれない)とも思ったんです」
しかしそれでも、子供たちがアンパンマンを応援している姿をみて、彼らは何があってもアンパンマンが大好きなんだと感じ、これを自分の「使命」としてやりつづけているのだそうです。
戸田恵子がアンパンマンの 声優を子供に披露しない理由に納得
戸田恵子さんはバラエティ番組「1周回って知らない話」でこのようなことを言っています。
女優の杏と交流があり、しょっちゅう家に遊びに行っているという戸田さんは杏の娘には「もう私は、『ばあば』と呼ばせてますから」というほど仲良しなのだそうです。
「耳元で、アンパンマンの声で?」と東野幸治さんに尋ねられると「それはしないですけど。よくね、そう言われるんだけど、ガッカリするじゃないですか。ワケわからなくなるでしょう」
「だからね、そこは守っておきたいの、いつも。親の人はもうすごい必死になるけど『ほらほら!アンパンマンの声の人!』って言うけど、ちょっとそれは。絶対夢を壊さない」
子供のイメージを壊さないようにとの配慮でしょうね。最近は声優さんがコンサートなどをしたりしていますが、大人はともかく、子供はあまり「実写版」は見たくないでしょう。
戸田恵子はアンパマン人気キャラクタークイズを全問正解!
あるTV番組で戸田恵子さんは、「アンパンマンの人気キャラクター50を全て答えることができるか?」という検証をしていました。
1位から50位まで順番に、キャラクターを表示して、キャラクターの名前を回答していきます。
その中で難しそうな問題をピックアップします。
まず、「だだんだん」は、1号から4号までいます。
「だだんだん2号」を見事正解!
過去28年で、数回だけしか登場していない、「くじらのクータン」も正解!
見分けにくい、「鉄火のマキちゃん」、「鉄火のコマキちゃん」も正解!
TVみてる子供たちは区別できるのでしょうか?大人にはわからないでしょう。
丼ぶりの中身は見えなかったが、「カツドンマン」も正解!
思い出すのに少しかかったが、「ドレミひめ」も正解!
いつも町にいる特徴のないウサギのキャラ「ウサこ」も正解!
そして、ラストの50位は超難問!
「ウサおくん」ではない!?
なんと「ピョンきち」!これも正解!
結局、戸田恵子さんは人気キャラクター50を全て答えることができたそうです。すごいですね!
それだけ「アンパンマン」を愛しているからでしょう。
戸田恵子はアンパマンだけでなくトーマスの声優もやっていた!
戸田恵子さんは「きかんしゃトーマス」の声もやっておりました。
しかし放映版権の移管で今は別の方がやっていらっしゃいます。
声優として、俳優として、これからもがんばってほしいものです。